PICO 4 Ultra最新情報|Meta Quest 3と性能比較、発売日・予約情報まとめ

VR/MRの高性能なデバイスが年々増えてきており、2024年9月にPICO 4のハイエンドデバイス、PICO 4 Ultraが発売されることが発表されました。

PICO 4 Ultraは単体で動作するスタンドアロン型のデバイスなので、Meta社が提供しているMeta Quest 3と比べて使いやすいのか、性能がよいのか等が気になると思います。

そこでこの記事では、PICO 4 Ultraの特徴や性能、Meta Quest 3との比較、発売日や予約方法について詳しく解説します。

ぜひ購入の参考にしていただければ幸いです。

PICO 4/PICO 4 Ultraを開発している会社「PICO Technology」

PICO Technologyとは

PICO 4およびPICO 4 Ultraを製造しているのは、中国のテクノロジー企業「PICO Technology」です。

PICO Technology」は、2015年に設立され、VRやAR(拡張現実)技術の研究開発を積極的に行っている企業です。

特に、モバイル向けのスタンドアロンVRデバイスの開発に力を入れており、グローバル市場でも急速に注目を集めています。

PICO Technologyの取り組み

PICO Technologyは「没入感のあるコンテンツ体験を提供すること」をミッションに掲げ、ゲームやエンターテインメント分野だけでなく、教育、トレーニング、医療などの分野にもVR技術を応用しています。

特に、中国国内では大手インターネット企業である「Bytedance」(TikTokの親会社)に買収されたことから、コンテンツ制作やデジタルプラットフォームとの連携においても強みを発揮しています。

また、PICOはその技術力を武器に、特にスタンドアロン型VRデバイス市場でのシェアを拡大しており、競争力のある価格と高性能なデバイスで知られています。

PICO 4やPICO 4 Ultraのような製品は、特にハードウェアの軽量化や使い勝手の良さに重点を置きつつ、最新技術を積極的に採用しています。

PICO 4とは

PICO 4は、2022年にリリースされたVRデバイスで、PICOシリーズの一つとして登場しました。

Meta Quest 2に匹敵する性能を持ちながら、軽量かつ快適なデザインが特徴で、多くのユーザーに支持されています。

※2024年10月6日現在、公式サイトからアクセスできる全てのストアで販売停止となっているため、実質生産終了状態になっています。PICO 4 Ultraにむけての準備かもしれません。

PICO 4の特徴①:デザインと快適さ

PICO 4は、軽量であるだけでなく、バランスの取れたデザインを特徴としています。

重心を頭の中心に置くことで、長時間の使用でも疲れにくく、より快適なVR体験を提供しています。

PICO 4の特徴②:鮮明なディスプレイと広い視野角

PICO 4は4K解像度に対応し、鮮明な映像を提供します。

視野角も広く、没入感を高める設計となっており、エンターテインメントだけでなく、教育やトレーニングの分野でも活用されています。

PICO 4の特徴③:精度の高いモーショントラッキング

PICO 4には、6DoF(Six Degrees of Freedom)対応のトラッキング機能が搭載されており、頭や手の動きをリアルタイムで追跡します。

このトラッキング技術により、ゲームやアプリケーションの操作がより直感的で自然なものとなっています。

PICO 4の特徴④:アプリとコンテンツの充実

PICO 4は、専用アプリストアを通じて多数のVRコンテンツが提供されており、ゲーム、フィットネス、エンターテインメントなど、幅広いジャンルのアプリが利用可能です。

また、PICO 4は、Meta Quest 2と比較しても競争力のある価格設定となっており、手軽に高品質なVR体験を楽しむことができます。

PICO 4に関してもっと詳しく知りたい方はこちら:【安くて高性能のVRヘッドセット】PICO 4の特徴・できることを解説!


PICO 4 Ultraの特徴

PICO 4を踏まえた上で、PICO 4 Ultraはその進化版としてさらなる機能向上が図られています。

PICO 4 Ultraの特徴①:新しいデザインと軽量化

PICO 4 Ultraは、PICO 4に比べてさらに軽量化され、洗練されたデザインが特徴です。

長時間使用しても疲れにくく、外出先でも快適にVR体験を楽しむことができます。

PICO 4 Ultraの特徴②:アップグレードされたディスプレイ

ディスプレイパネルの解像度は,4320×2160ドット(片目あたり2160×2160ドット)、最大リフレッシュレートが90HzというスペックはPico 4と変わりません。

ただ、パネルの輝度が25%増えたほか、レンダリングできる解像度が従来の1504×1504ドットから1920×1920ドットに向上しました。

これは搭載SoCをQualcommのHMD向けSoC「Snapdragon XR2 Gen 2」に変更された影響です。

PICO 4 Ultraの特徴③:PICO Motion Trackerの導入

PICO 4 Ultraと同時に最新のPICO Motion Trackerが発売されるため、このモーショントラッカーを使うことでより正確かつ迅速な動作を実現しています。

(PICO Motion Trackerは別売りです)

従来のトラッキング機能よりも精度が高く、リアルタイムの操作が可能です。

PICO 4 Ultraの特徴④:プロセッサー・SoC(CPU/GPU)の高性能化

PICO 4 Ultraは、QualcommのSnapdragon XR2 Gen 2プロセッサを搭載しており、前世代のXR2から性能が大幅に向上しています。

複雑なVR体験をスムーズに処理できるこの強力なCPUにより、長時間の使用でもパフォーマンスが維持されます。

PICO 4 Ultraのアプリ開発やデバイス選定に関する相談先

当メディア運営元・株式会社ForgersはNTTドコモやニトリをはじめ、多数の大手企業のXR開発や導入を支援しています。

PICO 4 Ultraを活用した楽しめるVR/MRコンテンツの開発や、工場で活用できるMRマニュアルアプリの開発なども可能です。

また、自動車部品のグローバルサプライヤー・アイシン社に、3D/デジタルマニュアルソリューション「RITTAI MANUAL」を提供するなど、製造業向けの支援も行っています。

少しでも気になる方は、無料で相談承っておりますのでぜひご相談ください。


PICO 4 Ultraのセットアップと使用感

簡単な初期設定

PICO 4 Ultraは、初心者でも簡単にセットアップできるように設計されています。

セットアップガイドが付属しており、スマートフォンアプリとの連携も可能です。

また、無線接続に対応しているため、ケーブルを使わずに快適に利用できます。

カスタマイズ可能な設定

ユーザーの好みに応じて、レンズ間距離や瞳孔間距離、コントローラーの感度などの調整が可能です。

これにより、自分に最適な設定でVR体験を楽しむことができます。

PICO 4 Ultraの適用分野

ゲームとエンターテインメント

PICO 4 Ultraは、リアルな映像と音響で没入感のあるゲーム体験を提供します。

様々なジャンルのゲームを楽しむことができ、まるでゲームの世界に入り込んだような感覚を味わえます。

教育とトレーニング

インタラクティブな学習やトレーニングにも対応しており、VR空間でのシミュレーションを通じて、効率的にスキルを習得することができます。

医療現場や航空機操縦のトレーニングなど、幅広い分野での応用が期待されています。

PICO 4 Ultraの発売日と予約方法|Amazon・ヨドバシカメラ・ビックカメラで購入可能

PICO 4 Ultraの発売日は2024年9月20日を予定しており、Amazonヨドバシカメラビックカメラなどのオンラインショップで購入することができます。

価格は、ストレージ256GB版が89,800円(税込)です。PICO Motion Trackerは11,800円(税込)で販売されます。

最新の情報は、公式ウェブサイトやSNSをご確認ください。

PICO 4 Ultra vs Meta Quest 3|性能比較

やはりPICO 4 Ultraと一番比較されるのは、同価格帯で販売されているMeta社のMeta Quest 3 です。

そこで、PICO 4 UltraとMeta Quest 3を比較点を表にまとめてみました。

項目PICO 4 UltraMeta Quest 3Meta Quest 3SPICO 4
※現在販売停止状態
価格89,800円(256GB)74,800円(128GB)
96,800円(512GB)
※128GBのみ生産終了
48,400円(128GB)
64,900円(256GB)
49,000円(128GB)
59,400円(256GB)
プロセッサーSnapdragon XR2 Gen 2Snapdragon XR2 Gen 2Snapdragon XR2 Gen 2Snapdragon XR2 Gen1
ストレージ256GB128GB/512GB
※128GBは生産終了
128GB/256GB128GB/256GB
解像度4320×21604128×22083840×36644320×2160
視野角105度110度(水平)/96度(垂直)96度(水平)/90度(垂直)105度
重量正面部304g
合計580g
正面部不明
合計515g
正面部不明
合計514g
正面部295g
合計580g
レンズパンケーキレンズパンケーキレンズフレネルレンズパンケーキレンズ
RAM12GB8GB8GB8GB
コントローラー重量約150g(電池含む)約157g(充電バッテリー含む)約157g(充電バッテリー含む)約150g(電池含む)
パススルー映像フルカラーフルカラーフルカラーフルカラー
イヤホンジャックなしありなしなし
コンテンツ数約100本約2000本以上約2000本以上約100本

この表から分かる通り、ほぼMetaQuest3と同じスペックであり、RAMや解像度が上回っていることが分かります。

また、PICO 4 Ultraは256GBが販売されており、Quest3では販売されていないスペックサイズになります。

一方でコンテンツ数はやはりQuest3の方が多く、遊びたいゲームがPICO 4 Ultraでも配信されているかは購入前にぜひご確認ください。

※Meta Quest 3Sについてはこちら:【VR初心者必見】Meta Quest 3Sの特徴と長所|Quest 3やQuest 2との違いも分かりやすく解説

まとめ|PICO 4 Ultraの未来

PICO 4 Ultraは、次世代のVRデバイスの進化を象徴する製品であり、その強力なCPUとGPUにより、今までにないレベルのVR体験を提供します。

Meta Quest 3と比べても遜色がなくどちらも魅力的なデバイスですので、用途や好みに応じて選ぶとよいでしょう。

ぜひ発売前に予約を行うことで、より早く次世代VR体験を楽しめるチャンスを逃さないようにしましょう。

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